日頃から、避難経路を確認しておきましょう。マンションでは2方向避難といって、ひとつの住戸に異なった方向への2つの避難経路が確保されています。ひとつは玄関。もうひとつはバルコニーからパーテーション(仕切板)を破ってお隣への避難、または避難ハッチを開けハシゴで下階への避難経路です。
火事は初期消火が大切です。あわてずボヤのうちに消火して下さい。ただし炎が天井まで届くようになったら、ひとりでの消火は無理。非常押しボタンを押し、大声でご近所や、管理員(コモンズスタッフ)に知らせ、119番通報し、避難して下さい。
中高層の建物は相当の揺れを感じますが、コンクリートの建物は地震にも強く、大地震が起こっても安全なようにつくられています。地震時に怖いのはむしろ、家具などの転倒や棚などからの落下物によるケガ、さらに火災などの二次災害です。
1 転倒・落下物から身を守る
大地震でも大きな揺れは、長くても1分ぐらいです。あわてて外に飛び出すとかえって危険です。
テーブルなどのしっかりしたものの下に身をふせて、家具の転倒や落下物から身を守りましょう。
余裕がなければ、手近な座布団や枕で頭を保護しましょう。火を使っていたら、すぐに火を消しましょう。
2 火元の確認をする
揺れがおさまったら、火元の確認をしましょう。
3 場合によっては、避難しましょう
必要な場合、ご近所と声を掛け合って指定避難場所に避難しましょう。
バルコニーまわりは外からの風や雨の影響を受けやすい場所です。台風シーズンにはとくに注意しましょう。
日頃から避難時に持ち出すものを考えて、きちんと準備しておきましょう。現金、保険証、緊急時の連絡先などはもちろんですが、避難先で急場をしのぐために少なくともこれだけはというものをリストアップしました。参考にして下さい。
水や食料品には賞味期限がありますので、古くなったら新しいものを補充しましょう。またいざというとき、だれがどれを持ち出すのか、相談しておくのもよいでしょう。